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モラルシンキング

クリティカルシンキングと言えば、問題解決や研究などに用いる科学的思考を指すものだと思う人も多いだろう。しかし、クリティカルシンキングとは、「他に対してだけでなく、自らに対しても、誤りや偏りがないか思考を向けること」であり、ある意味、他者と自分との「間」を正しく推論するための思考でもある。このように、クリティカルシンキングの中に「自他を理解し、協働する」という面があることは意外に知られていない。これは「モラルシンキング」とも呼ばれ、学術研究の対象になっている。本コンテンツでは、認知心理学の立場から、モラルシンキングとは何か、どのように育むか、実際に「考える」体験を通して考察していく。人間の思考のクセとも言える「認知バイアス」の解説を交えながら、モラルシンキングが多様性の理解につながっていることを紹介していただく。

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池田まさみ

池田まさみ

お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。同大学院助手、講師、特任准教授を経て、現在、十文字学園女子大学教育人文学部心理学科教授。専門は認知心理学(主に視覚認知、思考)、実験心理学、発達教育工学。主な著書に、『認知心理学演習 日常生活と認知行動』、『心理学の神話をめぐって』など。2018年に認知バイアスを紹介したWebサイト『錯思コレクション100』を開設。

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